このような疑問をもっている人もいると思います。
私も始める前は、『ホントはどうなんだろう?相場の知識とか何にもないまま始めるのは、やっぱり失敗するのかな』と思っていました。
本記事では、トラリピで失敗してしまうパターンと、上手くいって利益が出ているパターンをお話しします。
そして、それではどうすれば失敗しないようになるのかをお話ししたいと思います。
ちなみに、私は現在年利約15%でトラリピの運用を続けています。
トラリピの失敗パターン
失敗といっても、そのとらえ方にはいろいろあると思います。
トラリピの失敗の定義
投資での失敗の定義は、人にもよると思いますが、私が考える失敗は、もうトラリピをやめる、すなわちトラリピからの撤退だと思います。
トラリピに限らず投資では、利益が出るときもあれば、損失が出るときもあります。
私も何回か損失を出した経験をしています。
損失を出したパターン
ロスカットになる前に損切り
運用している通貨を変えるために損切り
運用していた設定を見直す時に損切り
などです。
こういった判断が必要な時というのは、長く投資をしていると何度もあります。
○○ショックみたいな相場の荒れる時期は、わりと定期的に起こります。
そうすると、相場の動きが変わったり、トラップを仕掛けていた範囲がずれたりと手直しが必要になってきます。
そのようなときに、今までのトラリピをどうするか、すなわち そのまま継続か、それとも損切りか、それ以外か という問題が出てきます。
では 失敗=撤退 とはどういう時に起こるのでしょうか。
損失に耐えられなくなる
失敗の多くはこのパターンではないでしょうか。
含み損がどんどん増えていって運用資金を上回り、耐えられなくなってロスカットというパターンです。
これは本当に避けなければなりませんが、含み損が増えていったときに、『このあとどうしよう』という判断のタイミングは難しくなります。
前向きな損失もあります。
損切り=損失を確定させる を決断するときは迷います。
なぜならお金の減少が確定してしまうからです。
そのまま続けるべきか、それとも損切りするべきかの判断は、どちらが正解なのかこの段階ではわかりません。
でも決めなければなりません。
もしそのまま続けてロスカットとなった場合、その時点で次の投資に向かう体力がなければ、撤退ということになります。
しかし、ロスカットの前に損切りをして、一旦ここで損失は確定させるけど、次の投資に向かうために、少しでも体力を残したいとの判断だとしたら、それは失敗ではなく決断だと思います。
それ以外の撤退
損切りやロスカットという理由ではなく、トラリピから撤退するということもあると思います。
理由はさまざまだと思いますが、例えば、思っていたパフォーマンスと実際の運用実績がかけ離れていて、違う投資を探そうと乗り換える場合など。
この原因は、
ポイント
思っていたより利益が少なすぎた
思っていたよりリスクが高すぎた
相場の動きが少なくトラリピ自体の利益が少ない
だいたいこういうことだと思います。
トラリピで利益が出ているパターン
トラリピで儲かっています という情報は、ネットで調べると出てくると思います。
利益が出ているという状態は、大きく分けて2通りあると思います。
①確定した利益と保有しているポジションの含み損を合わせた純利益がプラスの場合
このパターンは、長期間トラリピを運用していて、継続的に利益が出ていれば、そのような状態になると思います。
含み損より累計利益が大きいということです。
こうなれば安定した運用ができると思います。
②含み損はカウントせず、確定した利益のみをカウントする場合
このパターンは、さらに2パターンに分かれます。
②-1 わりとトラリピの運用期間が短い場合
このパターンは、継続的に利益が出れば、いずれ最初の安定した運用パターンに到達します。
始めてしばらくはこうなることが多いと思います。
累計利益より含み損が大きいということです。
②-2 利益がなかなか確定しないなど、利益が出にくいような設定になっている場合
このパターンは、利益は出てはいるけど設定のどこかを改善しないと利益を積み上げることができない状態だと思います。
例えば
要確認
トラップの本数が少ない
トラップ幅が広すぎる
利益幅が広すぎる
などです。
対応が必要です。
失敗しないためのトラリピ設定
ではどうすれば失敗しなくて済むのかということですが、
まずはトラリピの特徴を再確認
トラリピから撤退しないためには、まずはトラリピの特徴をもとに相場ではトラリピがどう動くかをイメージする必要があると思います。
トラリピの特徴とは
特徴
1回の利益は大きくなく、利益をコツコツ積み上げる
相場の予想はせず、複数のトラップを仕掛けて利益を網にかける
含み損が利益に変わるので、含み損ありき
普段は相場を見なくても大丈夫 が前提なので、安全性を優先する
自動で売買を何度も繰り返す
です。
これをふまえて
特徴から設定を決める
チェックリスト
- 相場は見ない
- 含み損ありき
- 自動売買
という特徴から考えると、優先することは、まずリスク管理です。
なぜなら、相場を見ていないうちに、レートがどんどんマイナスの方向へ動いて含み損が増えていき、そのまま知らない間にロスカットされたということになるからです。
ではこうならない為にどうするか
ポイント
1.ロスカットとなるレートを過去データなどから決める
→ロスカットラインまで耐える資金を用意
2.トラップを仕掛ける範囲も過去データなどから決める
→リピートしやすい範囲を選ぶ
3.資金に合わせてトラップ本数を調整する
→本数が増えると当然リスクも増えることを認識する
4.1回あたりの利益が大きすぎると利益が確定しにくい
→大きく狙わず小さく回数で稼ぐ
です。
これらを調べるには、時間と労力が必要です。
でも1回調べておくと仕組みがよくわかって、あとで実際に決断が必要な時に役に立つと思います。
まとめ
トラリピの失敗にフォーカスをあててお話ししました。
トラリピの仕組みを理解して、安心できる設定にすれば、普段はなにもいじる事なく稼いでくれるシステムだと思いました。
ポイント
安定 → ミドルリスク → ミドルリターン
リターンを増やせばリスクも当然増えることを忘れずにしておけば、自分に合ったリスクとリターンの設定がだんだんわかってくると思います。
時代の変化が激しい世の中、お金もメンタルも安定させるために、トラリピを使うのもいいと思います。