共通テストや二次試験で使う時計は「デジタル」がいいのか「アナログ」がいいのか、「あると便利な機能」とか、どういうのがいいのかな
我が家の長男が共通テストや二次試験で腕時計が必要になったので、実際に買おうとした時に同じような疑問がありました。
そして「デジタル」「アナログ」「機能」よりもっと重要な事が、「受験で使用する時計に関して、いろいろと規定がある」 という事です。
規定にそっていないと、持って行った時計が使用不可となったり、不正とみなされる場合もあるので、注意が必要です。
いろいろと検証して購入した時計がとても良かったので、まとめました。
まずは受験時の時計に関しての規定を確認
共通テストの場合、「試験当日の所持品」のところに、以下の記載がありますね。
Q:受験票・写真票のほかに試験時間中,机の上に置けるものは,次のとおりです。
A:〜中略〜
・時計(辞書,電卓,端末等の機能があるものや,それらの機能の有無が判別しづらいもの・秒針音のするもの・キッチンタイマー・大型のものは不可。)
Q:試験時間中に使用できる時計はどのようなものですか。
A:時計として使用できるものは計時機能だけのものです。
辞書や電卓等の機能があるもの,秒針音のするもの,大型のものは使用できません。
また,ウェアラブル端末及びキッチンタイマーは使用できません。ウェアラブル端末については着用することもできません。
なお,辞書,電卓,端末等の機能の有無が判別しづらいものを使用していた場合は,解答を一時中断させて試験終了まで預かることがあります。
Q:試験時間中にストップウォッチを使用してもいいですか。
A:ストップウォッチは使用できますが,辞書や電卓等の機能があるもの,それらの機能の有無が判別しづらいもの,音のするもの,大型のものは使用できません。
※「独立行政法人 大学入試センター 大学入学共通テストQ&A」より抜粋
共通テストでは、細かく規定がされていますね。実際、2022年1月の共通テスト受験時に、スマホを使った大掛かりな不正が発覚して大問題になりましたので、さらに厳しく対応されるかもしれませんね。所持品には気をつけたいところです。
また受験する大学によって、持ち込める時計の条件が違うので、各大学の募集要項などでしっかりと確認する必要があります。
例えば、京都大学の場合、「時計は試験会場にあるので使わせない」という方針です。
・各試験室に設置している電波時計により試験時間の確認は可能ですので、時計(腕時計 ・置時計・スマートウォッチ等)は、試験室に入る前にかばんにしまってください。
・これらを試験時間中に使用したり、机上に置いてい たり、身につけていたり、手に持っていたりした場合、不正行為となりますので注意して ください。
※「京都大学 一般選抜 学生募集要項」より抜粋
過去に、スマートウォッチで不正があったため、厳しいルールになったみたいです。
東京大学の場合、「入学者募集要項」には時計についての記載はありませんが、「置き時計」が禁止らしいというウワサがあります。
実際受験した長男にどうだったのか確認したところ、覚えている範囲ですけど、持っている人はいなかったそうです。
はっきりわかりませんが、使わない方が無難なような気がします。
九州大学の場合、「試験時間中の注意事項」で、時計について以下の記載があります。
試験では、〜中略〜 、時計(計時機能だけのもの)のみ使用できます。
〜中略〜 また、時計については,電卓等機能付き時計,秒針音のする時計,その他机上か ら落下の可能性の高いものの使用は認めません。
〜中略〜
アラームや時報機能のついた時計は,監督者の指示に従いアラームや時報の設定を解除してく ださい。
なお,試験中に時計のアラーム等が鳴った場合,その時計を当日試験終了まで試験場本部で預かりますので(時計の貸し出しは行いません。),十分に注意してください。
※「九州大学 一般選抜 学生募集要項」より抜粋
大学によって記載は異なりますけど、概ね同じような内容だと思います。そして「不正が出来るような時計」と勘違いされないようにすることも大事ですね。
受験用の時計はデジタルなのか、アナログなのか
「アナログ」は見た瞬間に視覚的に、「今 何時何分」 とわかるのが良いところです。単純に時間を知りたいだけならこれで全く問題ありません。
しかし試験中、時計を見る時に1番重要なのは、「いまのペース配分で合っているか」、「試験終了まであと何分か」ということだと思います。
こういう時に「ストップウォッチ機能」、や「カウントダウン機能」があれば、見た瞬間に「何分経過した」、「残り何分」というのが分かって便利です。
例えば、「ストップウォッチ機能」を使うなら、問題を解き進めていて、時計を見た一瞬で「試験開始から何分経過」が分かるので、このペースでいいのか判断が出来ます。
また、「カウントダウン機能」を使うなら、試験途中で残りの問題を解くのに「あと何分使えるのか」を知りたい場合、「残り20分」と表示されていれば、その後のペースを判断出来ると思います。
また、長男が言っていたのは、「秒単位で試験終了時間を確認できるのは必須」 とのことです。
回答を訂正するかどうかの判断で、「試験終了まで残り30秒」とはっきり分かれば、書いた回答を消して書き直すという判断が出来るけど、「もうすぐ終わりそう」というぼんやりした感じでしか時間が把握出来ないなら、文字を消している間に終了時間が来てしまうかもしれないので、そうなると無駄な作業になってしまう とのこと。なるほど、確かに。
でもアナログの場合、時計の表示は「現在の時刻」なので、「試験終了が何時何分」、という情報は頭の中にはありますが、一瞬だけ引き算をして残り時間を求めなければなりません。
でもこの数秒がもったいなく、また焦っていれば引き算を勘違いをすることもあるかも知れません。受験は1点勝負ですので、1分1秒でも問題を解く時間を増やしたいところです。
やはり試験問題を解く事だけに頭を集中させるには「デジタルの方がいい」と思います。
試験でデジタル時計を使う時にあれば便利な機能
では、デジタル時計を選ぼうとする時に、いろいろな時計を比べてみると、それぞれにさまざまな機能がついている事があります。
でも「この機能はホントに必要なのかな」とか、「あの機能があった方がいいかも」など、どの機能があればいいのか迷ってしまうと思います。
そこで長男が受験で使ってみて、良かった機能をまとめました。
✅「ストップウォッチ」
これは、試験本番では「試験時間が何分経過したか」を把握するため、また普段の受験勉強中では「この問題は何分で解けるか」を把握するためにも、必要な機能です。
✅「カウントダウンタイマー」
やはりこれも重要な機能です。試験本番で「試験終了まであと何分」を知る時には必須機能だと思います。
✅「消音 バイブレーション」
ストップウォッチ機能やタイマー機能があっても音が消せないと試験では使えません。
✅「カウントダウンタイマーと現時刻を同時に表示」
これは、あれば便利だなと思います。
✅「防水機能」
やはりあった方が安心ですね。「雨」はもちろん、「雪」対策にもなります。札幌で受験した時は大雪でしたので、防水機能があって安心でした。
✅それ以外によくある機能
「ライト」
「カレンダー」
受験には直接関係ない機能ですので、あったら使うかも、ですね。
反対に、あると問題になる機能もあるので、要注意です。例えば、「辞書」や「翻訳」などはダメだと思います。疑われないようにしないといけません。
受験用に買ったデジタル時計はコチラ
そして、いろいろ悩んだ末に購入した時計がコチラ。
「CASIO Collection」の「W-735H-1AJH 国内正規品」 です!
[カシオ] 腕時計 カシオ コレクション 【国内正規品】 W-735H-1AJH メンズ ブラック
この時計の機能はコチラ
●ストップウオッチ(1/100秒、24時間計、スプリット付き、5秒カウントダウンオートスタート)
●タイマー(セット単位:1秒、最大セット:24時間、1/10秒単位で計測)
●バイブレーション機能(タイマー報知、時刻アラーム/時報を振動でお知らせ、バイブレーション機能をONにすると操作音は鳴らなくなります)
●デュアルタイム
●10気圧防水
●時刻アラーム・時報
●LEDバックライト(スーパーイルミネーター、残照機能付き)
●フルオートカレンダー
●12/24時間制表示切替
そして価格は、なんと3,080円で購入しました。この価格でこの機能! コスパ最高ですよね! Amazonで見つけて、たぶん1週間もかからずに届いたと思います。
実際使ってみた感想
長男は、「共通テスト」、「国立前期・後期試験」にこの時計を使いました。結果は、まったく問題なしでした!
やはり「ストップウォッチ」や「カウントダウンタイマー」は便利でどちらかを必ず使うそうなので、この機能は必須ですね。
ちなみに「ストップウォッチ」と「カウントダウンタイマー」は両方同時に使用できます。でも試験中はどちらか一つしか使わないと思います。機能を切り替えるために時計のボタンをポチポチ押す時間がもったいないからです。
そして、この時計を選んだ1番の理由は、たくさんの充実した機能が付いているからなんですが、家に届いて実際に見た時、そのカッコよさに、改めてこれを選んで良かったなと思いました。
値段が高くてカッコいい時計はたくさんありますし、普段使いのオシャレ優先の時計もたくさんあります。
でもこの充実した機能が付いていてこの価格は、ありえないと思います。ホントに受験にはベストだと思いました。ちなみに長男は普段も毎日使っています。多少ぶつけても大丈夫だそうです。
普段から使い慣れておくことも操作面などで安心なので、大事ですね。
まとめ
試験中に時計を見る時は、緊張や焦りの中、一瞬で情報を受け取りたい状況だと思います。
でもそんな時でも、時計を見ても焦らず落ち着いて、最後の最後まで実力を絞り出して頑張ってほしいです。やり切ればきっと明るい未来が待っていると信じています。
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